THE HISTORY
20年以上にわたる探求の軌跡
物語の始まりは1995年に遡ります。創業者の孫であるキェル・キルク・クリスチャンセンの指揮のもと、同族経営のレゴ® 社は絶大な成功を収めていました。しかし、ビデオゲームのような新しい玩具の台頭や、“Growing Older Younger(子供の早熟化)”と呼ばれる遊び方の変化が市場に押し寄せ、レゴ® 社もその影響を感じ始めていました。新たな戦略が必要とされ、その解決策を見出すためのプロセスが動き出しました。
しかし、キェルは従来の戦略策定セッションから生まれる結果に満足していませんでした。自らのビジネスの本質は「想像力」にあるにもかかわらず、そこから出てくる戦略は、およそ想像力とはかけ離れたものだったからです。時を同じくして、スイス・ローザンヌのビジネススクールIMDの2人の教授、ヨハン・ルースとバート・ビクターもまた、従来の戦略開発手法がもたらす成果の乏しさに懸念を抱いていました。
彼ら教授陣は、レゴ® ブロックを用いた構築を通じて、個々人が持つ無意識の知識を引き出す手法を実践し、その熟練度を高めていきました。しかし、それでもなお、何かが“カチッ”と噛み合いませんでした。彼らの方程式には、何かが欠けていたのです。
逆説的ですが、欠けていたものこそが、レゴ® 社という組織がその核心において知り尽くしていた「人間はいかにして学び、成長するか」という知見でした。この欠落を埋めるべく、1999年にロバート・ラスムセンがプロジェクトに加わります。当時、レゴ® 社の教育市場向け製品開発ディレクターを務めていたロバートは、直ちにレゴ® ブロックを戦略開発に応用するための実現可能性を体系的に調査し始めました。
戦略のコンセプトが単なる理論以上のものになり得ると確信したチームは、プロセスの開発へと舵を切り、結果に再現性を持たせ、メソッドを強固なものへと進化させていったのです。
1999年から今日に至るメソッドの発展について詳しく知るには、こちらの FAQドキュメントをダウンロードしてください。
ご自身がファシリテーターになることを検討されている方には、特に興味深い内容となっています。